おふ本 『 さくらさくら 』 2010/05/02 (Sun)

５／２　ＳＵＰＥＲ　COMIC　ＣＴＩＹ　１９（東京）　発行！

『　さくらさくら　』　　小説（戦国）　Ｐ１２　１００円
　
プリンター製本　ダテ×サナ　全年齢対象

表紙　グッピーラップ・ブルー

あらすじ・・・

桜が満開に咲き誇る春。
奥州では政宗達が花見に興じていた時、空から幸村がやってくる。
桜が咲いたから奥州へ来たと幸村は言う。

破廉恥もキスもないそんなほのぼの話です（笑；）


↓　本当に短いですがさんぷるですｖ
　　読みやすいように行間隔を変えております。

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空になった盃に、隣にいた小十郎が酒を注ぐ。
注がれた盃に、ひらりと桜の花びらが一枚枚落ちる。政宗は大きな声で騒いでいる伊達軍の方へと目を向ける。
喧噪のなかに、桜の花びらが朱色に染まっていく風景の中に舞い落ちていく。
一本の桜の樹を背にし、その風景を見ながら、政宗は口に笑みを浮かべる。

 

その時、何かが聞こえた。

「何か言ったか、小十郎」
「はっ？いえ私は何も」

気のせいかと、政宗のは盃を口元に運ぶ。

「･･･････････ぉ･･･」

微かに耳に何か聞こえた。
辺りを見渡し、耳を澄ますが、騒いでいる音しか聞こえない。
 

「どうかしましたか、政宗様」
「いや、何かは分からないが確かに声が聞こえた気が･･･」

「･････どのぉぉ･･･」

「幸村？」

確かに聞こえた。
遠くから聞こえてきた声は真田幸村の声に間違いない。

「･･････宗殿ぉぉぉぉ･････！」
「真田か!?」

今度は、小十郎にもハッキリと聞こえて、その場を立ち上がり、辺りを見渡すが、それらしい人影が見えない。

「政宗殿ぉぉぉぉーーーーーっっ」

「上からか?!」


聞こえた声は上から聞こえ、政宗は上を見上げる。


 

～続きは本文にて～