おふ本 『追えども 追えども』（完売） 2008/08/22 (Fri)

2008年8月24日大阪発行！

完売致しました。
５月スパコミでオフセットで再販する予定です。　←すみません中止になりました；；；
再販予定は未定です・・・

『　追えども　追えども　』　小説　Ｐ２０　２００円

プリンター本　　ダテ×サナ　せいじん指定

表紙画像・・・すみません何度やっても写真が横になってしまうのでナシです。

和風風味の製本になっております。

中にちょっとしたてふてふ蒼紅仕様あり・・・たいしたモノではありませんが；
見てほんの少しでも「おぉｖ」となって頂けたら嬉しいですｖｖ


あらすじ・・・

バカップルの痴話喧嘩話です。
幸村があまんまり「お館様」と言うのが面白くなく、嫉妬して怒る政宗。
主従達は気苦労が耐えない・・・そんなお話です。
勿論、幸せＬＯＶＥ破廉恥ありです（笑）


短いですが下に本文のさんぷるがありますｖ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

幸村は広げられた料理を見て、ジッと見えている。早く食べたくてウズウズしている。
「よし、じゃあ食うか！」
その一言で幸村は顔を上げると、ぱあぁぁぁぁっと本当に嬉しそうな顔をしてコクコクと頷く。
後ろ髪を長く伸ばして、一纏めにして結っている茶色の髪の毛が、ぴょんぴょんと跳ねているのが見える。まるで犬が嬉しそうに尻尾を振っているみたいで、それを見た政宗は可笑しくてまた笑い出す。
「政宗殿？」
何が可笑しいのか幸村は訳がわからず、首を傾げている。
その姿が可愛くて、箸を幸村に手渡そうとしていた出していた手が止まり、思わず抱き締めたくなってくる。その手を背中に回そうとしたが、その手を幸村が両手で握る。突然幸村に手を握られ政宗は驚く。

～中略～

「ココは涼しくて本当に良い処でござるな、政宗殿！」
「そうだろう」
「ぜひ、お館様と一緒に涼みに来たいでござる」
「･････････」
「この料理も、ぜひお館様に食していただきたい！」
「･････････」
「そうだ、今度はお館様と･･･」
「五月蝿ぇ･･･」
無言だった政宗が発した小さな声。
「えっ？」
「五月蝿ぇ！と言ったんだ！！」
「政宗殿！？」
「お館様、お館様って、馬鹿の一つ覚えみたいに言いやがって！！」
「なっ！？ば、馬鹿とは！失礼でござろう！！」
馬鹿と言われて、幸村はカッとなり、怒りで頭に血が上る。
「馬鹿を馬鹿と言って何が悪い！虎のおっさんなんぞに、奥州の風情がわかるんか、あぁっ！！」
「政宗殿！いくら政宗殿でもお館様を侮辱するとは、某、許しませぬぞ！！」
頭にきて怒っているのは自分の方なのに。幸村が怒っているのを見てますます、政宗は頭にくる。怒りと悔しさでさらに、頭に血が上る。
「アンタは･･･一体、俺と虎のおっさんと、どっちが大事なんだ！」
「無論、お館様でござる！」
キッパリと、真っ直ぐ政宗を睨むように言い切る。


～続きは本文にて～