> A. h.  G. U. Y. s ! 小説 『 桜舞い散る花びら 』 再Up! 忍者ブログ
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六蒼竜紅蓮腕BA・SA・RA咆哮!

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4月にUpしたSSを再Upしました。
諸事情で下ろしたんですが、読みたいと言って下さった方がいて・・・
嬉しいです!
有り難うございますm(__)m
下記の文は最初にUpした時の文です。
もうメンドイのでこのままUpします;;;


*****

明日とか書いておきながら日にちが少しあいてしまった;;
もう次の日からちょっと忙しくて体が物凄くエラくて・・・
そんな時はもうとても自分の書いたSSなんてとても読めたもんじゃなくて(><。)
精神的に耐えられない(爆)
誤字確認なんてそんな集中力もないので・・・

気がつけばこんな日にち(^^;)

そんなたいした話でも破廉恥でもないのにね;;;


ともあれ、何とか見直したんですが、いやもうなんだ・・・な話ですが、どうしても桜話と2人のほのぼの(?)話が書きたかったので。

そんな話ですが宜しければv



***************************

桜舞い散る花びら 

 


ひらり、

ひらり、

 

白い冬の色から春の桃色に移り変わった北の大地。
満開の桜が北の国にも咲き乱れ、樹々は枝に薄い桃色をした花びらを身に纏い溢れさせ、ひらひらと踊るように下へとこぼれ落ちる。
奥州筆頭である伊達政宗と、同盟国である甲斐の武将で虎の若子と呼ばれている真田幸村の2人が、空や道を覆うように咲き誇っているを桜並木の中を歩いている。


幸村は舞い散る花びらの中を上を向き、手の平を開いて落ちてくる花びらを受け止めたり、そしてゆらゆらと一部だけ長く伸ばした後ろ髪を振りながら嬉しそうに歩き、また足を止めたかと思うと、今度は舞い落ちてくる花びらを一身に浴びるかのように両手を大きく広げている。
政宗はそんな童の様な幸村の姿を目を細めてククッと、喉を鳴らして笑いながら見ている。

その一挙一動が面白く、本当に見ていて飽きない。戦場以外に互いに初めて対面した時、これが本当に紅蓮の鬼と言われたあの男なのかと政宗は己の目を疑った。
普段は真面目過ぎるその姿勢ににつまんねぇ奴、と思っていたが日が経つにつれ、一緒に日々を過ごしている内にこれがまたそうでもなく、段々と違う感情が政宗の心の中で芽生えてきた。


話している度にくるくると変る表情。
甘いものに目がなくて嬉しそうに食べる顔。
ちょっと色事を話しただけで真っ赤に染まりうろたえる姿。


見ている内に、面白れぇ、見ていて飽きねぇから、可愛い、そして愛しいと思うようになった。

「政宗殿、奥州の桜も綺麗でござるな」
「北の桜はとても美しいとお聞き致したが誠でござるな!」
「いや、勿論甲斐の桜もここに負けずに綺麗ですぞ!」
「ここで食べる団子も格別に美味しいでござろうな」
「う~~~、楽しみでござる~~」


幸村は一人、嬉しそうに今見ている桜の美しさに感動したり、そうかと思えばグッと拳を握り、落ちてくる花びらを見ながら甲斐の桜の自慢をしたり、持参した政宗手作りの団子を、この咲き誇っている桜の下で食べる味を想像したりしている。
よく動く唇を見て政宗は「こっちの方が甘くて美味しいそうだ」と思ってしまう。

「あぁ、そうだな・・・」

政宗は幸村のくるくると変る表情や姿を見逃すまいと見ている。
喋っている言葉をよく聞いてないかのような政宗の曖昧な返事に、幸村がムッとしてズンズンと政宗の方へと歩いていく。
「政宗殿!某の話を聞いておられるのか!!」
ズイッと政宗の顔を下から覗き込む様に顔を近づける。いきなり目の前に現れて政宗は一瞬驚くが、直ぐに目を細めて口端を少し上げる。
幸村からこんなにも顔を近付いてきた好機を政宗が見逃す筈もなく、少し顔を前に出したかと思うと幸村の唇にちゅっと軽く口付ける。


「ちゃんと聞いてるぜ!」

ニヤリと口端を上げて、もう一度今度は角度をかえて口付けて、そしてぺろっと唇全体を舐めると嬉しそうに笑う。
「団子が早く食べたいんだろう、それに俺が作ったんだから美味しそうじゃなくて上手いんだ!」
そう言いながら、目を大きく開けてポカンと呆けている幸村の頭をクシャリと撫でる。

「・・・ま・・・・は・・・」
「んっ」
「・・・はっ、は、は・・・・・」
段々と顔を真っ赤に染め上げていく幸村の顔を見ながら、政宗は次に発せられる言葉を待つかのように口元が笑っている。



「政宗殿---!破廉恥でござるぅぅぅぅ----!!!」



そう言いながら幸村は一目散に走って逃げて行ってしまう。
そんな幸村を見て政宗は大きな声を上げて笑っている。
逃げていった幸村を慌てて追う事もなく、政宗は幸村が走り去って行った方へと歩いていく。




その先にある奥州で一番見事に咲き誇っている桜、そこに向かって。
きっと幹に抱きついてうーうー唸っている。
取りあえずこの手に持っている団子をちらつかせて機嫌を直させて。
頬を膨らませながら自分を見てそして手にある包みが気になってチラチラと視線を寄越し、でもまだ警戒しているだろう。




だが団子を見せたら絶対に、こっちに向かって飛びついてくるだろうから。

 



その時、この腕の中に閉じ込めて・・・・・



 

そんな事を想像しながら笑みを浮かべて、政宗は振り注ぐ花びらの中をゆっくりと歩いていく。

 


□ 終る □

**************************

桜、くるくると嬉しそうなゆっきー、それを見てて楽しい筆頭、これをテーマに!
なので破廉恥もなく、本当に自己満足話になっていた(^^;)
よく解らないオチだし(爆)
それでも書いている時は楽しかったですv
でも読み直してみると何かむずむず痒い;;;

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わあvv

なんと可愛い二人!!
あわあわする幸と落ち着いてて幸を可愛がるなんてイイわーvvv
摩れた心も癒されるよvv
日和さん、再アップしてくれてありがとう!
昨日の茶もありがとうね!!また遊ぼうね♪
嬉しいvvv
まーるさ~~~んvvv
早速読んで下さって有り難うございます。
可愛いと言って貰えた~~~!
凄く嬉しいですvvv
もう可愛いゆきを書きたくて、そして楽しそうにしているゆきを見て幸せで穏やかな筆頭を(笑)
もうずっと腕の中に閉じ込めてしまいたいくらいウチの筆頭はゆきが好きなんですv
勿論ゆきも政宗大好きです!
幸せで甘い二人は本当に心が和みますよねvv

茶会も本当に楽しかったです。
またぜひお話して下さ~い!
プロフィール
HN:
春花日和(はるかひより)
性別:
非公開
自己紹介:
BA・SA・RA日記
『あーがいず!』と読みます。
筆頭×ゆっきーLove
勿論他の皆も好きですよ~!
伊達&真田主従は別のイミ(笑)で大好きですv

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